糖尿病になりました(5) 糖尿病の教育入院#3
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今回は教育入院における食事情です。
僕が糖尿病になったと言った時の、僕の母親の第一声。
「もう甘いものや揚げ物は食べさせられないんだね...」
これに対し、入院中の栄養指導での栄養士さんのお言葉。
「食べちゃいけないものはひとつもありません!」
「何をどれだけ食べたかが問題なんです!」
教育入院#1の時に、初日の昼ごはんの量(特に白米)が多くて驚いたという話を書きました。
このメニューの意味ですが
- エネルギー源としての炭水化物(とうもろこしご飯、フルーツ)
- 筋肉を維持するためのたんぱく質(焼き魚、牛乳)
- 血糖値の上昇を抑える食物繊維(おひたし、フルーツ)
という3つの栄養素をしっかり摂りましょう、ということなんですね。
この辺、糖尿病の食事療法と、いわゆる「低糖質ダイエット」との違いですね。
もちろんII型糖尿病の大きな原因の一つは「内臓脂肪」なのでダイエットは必要なのですが、栄養的バランスを無視した無理なダイエットではなく、身体に必要なエネルギーは適切な量をしっかり摂りましょう、その代わり余計な塩分糖分脂質カロリーは摂らないようにしましょうと。
実際、2週間の入院期間中に血圧がめっちゃ改善したんですよね。
しかも退院したあともその状態を維持できているという。
で。
入院初日に身長と体重を測定して、そこから適切な食事量が計算され、それに沿ったメニューが出てきます。
だいたい病院食といえば「味がうすい」「量が少ない」「歯応えがない」というものを想像しますが、正直今回入院してた間に出た病院食は、僕には
とても美味しかった
です。
Facebookで入院生活を報告していたのですが、食事の写真を出すたびに
「糖尿病で入院した奴がそんなもん食ってていいのかよ!?」
と驚かれてました。
麻婆豆腐
スパゲティミートソース
おかめうどん
焼きそば
ただ、同じ日に教育入院した人達は
「味が薄くておいしくない」
「量が全然足りない」
と言ってたので、好みはあるかも...
普段から濃い味付けのものに慣れてると、やはり物足りなくなるのかもしれません。
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