中銀カプセルタワービルの見学に行ってきました
中銀カプセルワタービルってご存知ですか?
ご存知ない方は、こちらのWikipediaをご参照ください。
銀座や新橋で仕事してる人なら見かけたこともある人多いと思います。
このビルの設計思想になっている「メタボリズム」などの思想にはあまり詳しくないのですが、いかにも1970年代というか、どこかキュートなレトロ感があります。
このブロック1個1個がカプセル構造になっていて、中央に建つ2本の塔(中にはエレベータと螺旋階段がある)に「ひっかかっている」状態です。
なので理論的には「カプセルを交換する」ことによって時代の変化についていける...
らしいです。実際には1個のカプセルを交換するにも、全部のカプセルを1回外さないといけないらしいですが。
このビル、建て替えと保存・再生の両方の意見があるのですが、保存・再生を推進する方々が行っている見学ツアーに参加してきました。
オープンリールのデッキやブラウン管のテレビ、丸みのあるユニットバスなどがなんとも典型的なレトロフューチャーで、芸術的価値は高いよなぁと。
ただ、あまりにも特殊な構造なので、ここに住みたいとは...もともとがビジネスホテル的な使用法を考えていたそうで(新築当時はコンシェルジュとかもいたそうです)、部屋の窓は開かないわ洗濯機置く場所はないわで...そもそも部屋の広さが、ユニットバスを除くと4畳あるかどうかってくらいですし。
噂では、今年中には保存か解体かの方針が決まるとか。
「あの時代」を知ってる人は、一度見学に行ってみるとよいかと思います。
中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
https://www.nakagincapsuletower.com/
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