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定年が見えてきたアラ還が、突然「好きなことで生きていく」と言い出してみた。

実際どうなの?試験監督

日雇いバイトで「楽そう」と思われるのが「試験監督」です。

やることと言えば、試験中に会場内を見回るだけ。

飽きたら椅子に座ってればOK。

 

そんなイメージがありますが、実際どうなのか?

...やってみました。

 

実際に行ったのは、高校入試の模擬試験です。

30名程度の受験生が入る教室1つの運営を任されました。 

前日にマニュアルがメールで届きます。PDFで20頁くらい。

これを明日の朝までに熟読してこいとのこと。

持ち物は印鑑・シャープペンシル・ボールペン(黒、赤)・マニュアルを印刷したもの・秒まで分かる腕時計。

スマホは教室に持ち込めないので禁止です。

僕はSIM搭載型のApple Watchを、デジタル表示にして使ってました。

服装は普通の冬用スーツ・白ワイシャツ・明るめのネクタイ。

今回の会場は上履き必須で、足音がするものは使えないため、靴はスポーツジムに行く時に使っているトレーニングシューズを持っていきました。

 

当日の朝は試験開始の1時間前に試験会場集合です。

実際には集合時間の30分前くらいにはほとんどの試験監督が揃っていました。

約束の時間に余裕を持っていくのは、日雇いバイトの基本ですね。

現地に着き試験監督控室に行くと、昨日メールで送られてきたのとは異なるマニュアルを渡されました...昨日夜遅くまで読んでたのは何?(汗)

席には、教室に持っていく物が置かれています。

試験の時間割表・問題用紙と回答用紙・リスニングテスト用のCDとCDプレーヤー・事務用の書類たくさん。

カバンやスマホを含め、教室に持ち込めない私物は控室に置いて、教室に向かいます。

 

教室に着くと、すでに受験生が何人か到着していました。

「おはようございます」と挨拶をし、すぐに教室の設営に入ります。

時間割表を黒板に貼り、CDプレーヤーを設置してテスト用のCDを再生してボリュームを調整します。

1時限目のテストの問題用紙の枚数を確認し、配布しやすいように分けておきます。

あとは、教室に入ってくる受験生を席に誘導しつつ、朝配られたマニュアルを見て1時限目の試験までの段取りを確認します。

 

受験生の集合時間になったら、事務手続きを開始します。

説明文はマニュアルに書いてあるので、それを読み上げるだけ。

1字1句マニュアルの通り読む必要はないと思いますが、マニュアルに書かれている事項は全て読み上げる必要があります。

 

事務手続きが終わったら1時限目のテストの問題用紙を配ります。

1時限目はリスニングテストなので、CDを準備して音声が入っているトラックに合わせて一時停止状態にしておきます。

チャイムと同時にCDを再生し、試験開始です。

 

テスト中も、受験票と本人の確認・前の試験の回答確認(受験番号や氏名の未記入が結構います)・本部スタッフとの連絡・質問応対・体調不良者のチェックと、結構忙しいです。

終了10分前になったら「10分前である」旨を告げます。

チャイムと同時に試験を終了し、回答用紙を回収して枚数を確認して、受験生を休み時間に入らせます。

休み時間に、次の試験の準備を始めます。

 

最後の試験が終わった時点で、回答用紙を含め書類の回収忘れがないかを確認し、事務用書類を受験生に渡して解散です。

その後、教室の後片付けを行い、本部に試験結果を報告して終了です。

 

実際にやってみると、たしかに試験時間の半分くらいは椅子に座って監視しているだけなのですが、休み時間から試験開始20分くらいまでは結構忙しいです。

あと体調不良を含め、質問応対は結構あります。

ほとんどは「トイレに行きたい」か「落とし物をしたので拾ってほしい」ですが。

 

教室にスマホが持ち込めないので、かなーり手持ち無沙汰になります。

鉛筆の音以外がしない空間でじっとしていることが苦手な人だと、かなりの苦行かもしれません。

 

あと、試験監督は教室を離れられないので、本部の方が巡回に来たタイミングでないとトイレに行けません。

当日の水分補給は計画的に...