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定年が見えてきたアラ還が、突然「好きなことで生きていく」と言い出してみた。

受託撮影で持っていくもの、やっておくこと、やること、終わったあとのこと

受託撮影の場合、基本的には一発勝負です。

失敗したから撮り直し、はありえません。

また、(サービスにもよりますが)基本的には契約時間内に撮影した写真は全て渡すのが原則なので、ピンボケや露出ミスは許されないと思ってよいです。

 

なので、撮影に際しては準備が色々必要です。

とりあえず、僕はこんな準備をしているというものを挙げてみます。

 

1.持っていくもの、やっておくこと

カメラ、レンズ2本、バッテリー2個、メモリカード3枚、スピードライト

カメラは、僕は今は1台でやっていますが、さすがに不安なので近々2台目を用意する予定です。

 

レンズはいわゆる「通し」の「便利ズーム」というのを使っています。

焦点距離で言うと24mm〜105mmくらい。

基本的にレンズを交換している時間はないのでほとんどズームで撮っていますが、ポートレート風の撮影が必要な時用兼予備レンズとして開放値の明るい単焦点レンズと、室内の場合は広角ズームが入ります。

 

バッテリーとメモリカードは、故障を考慮して最低でも2セット。

スピードライトは逆光対策として、昼間の屋外でも持っていきます。

 

これ以外だと、撮影場所で許可されれば三脚持っていったり、室内なら補助のLEDライトやスピードライト用のワイヤレスコマンダーを持っていったりしますが、あまり使ったことはないです。

 

前日にやることは、普通にお出かけ撮影する時と変わらないです。

後述のように、僕は現地に約束の30分前に着くようにしているので、交通機関を調べておくのと、すべての機材が動作することを確認しておくくらい。

バッテリーとメモリカードはカメラにセットし、メモリは初期化しておきます。

 

2.やること

前述のとおり、当日は約束の30分前には到着しておくようにしています。

現地では、機材の最終確認、撮影条件の確認(ISO感度、露出とか)、撮影スポットの確認(ロケハン)などをしています。

お客様とはスマホで連絡をとることがほとんどなので、待ち合わせ場所や撮影内容などはEvernoteに入れておいて、現地でも見られるようにダウンロードしておきます。

(集合写真を逆光で撮らないように)太陽の方向や広さなども確認しておきます。

 

お客様と合流したら、ご挨拶をし、撮影条件を確認します。

お宮参りの場合、ご祈祷の予約時間も確認します。

 

あとは基本的には、モデルさんとの個別撮影とあまり変わりはないです。

被写体が男の子の場合、じっとしててくれることが少ないので、オートフォーカスを追従モードにしてなるべくシャッタースピードをあげて高速連写したりしますが、この辺はやってみないとわからない世界かと思います。

 

あと、テンパるとピントが甘くなったり、構図がおかしかったりしがちなので、現場では落ち着いてシャッターを押すことを心がけています。

特に集合写真では、以前、顔が見えない人がいると怒られたことがあるので、全員がちゃんと写っているか確認しながら撮影します。

 

撮影時間が終了したら、データ納品の方法をご説明し、お会計をすませて終了です。

 

3.終わったあとのこと

帰宅したら、まずメモリカードから写真を吸い出します。

メモリカードが壊れたらすべてがパーなので...

僕の場合はJPEGのみを納品していますが、撮影時点ではRAWデータも残しています。

吸い出したJPEGとRAWデータを別のフォルダに保存し、JPEGファイルのみを30days Albumにアップロードして、お客様にお礼のメッセージと合わせてURLを送信します。

 

その後、お客様から調整の依頼があった場合は、RAWデータを使ってLightroomPhotoshopで調整し、撮影したJPEGファイルとは別のフォルダに保存します。

だいたい2日後くらいに、

・オリジナルのJPEGファイル

・調整したJPEGファイル

の両方をDVD-Rに出力して、お客様に郵送します。