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定年が見えてきたアラ還が、突然「好きなことで生きていく」と言い出してみた。

サラリーマンのアルバイト入門(2) 日雇いバイトについて

前回の記事はこちらzhizhi.hatenablog.com

 

サラリーマンの副業と言えば、コンビニの店員か日雇いバイトの労働者でしょう。

その中でも、日雇いバイトは履歴書などの手間がいらず、 仕事をしたい日(できる日)に自分で決められて、技術も資格もいらず、大抵の場合数日以内には数千円の収入が得られるという、いいことづくめとしか思えない仕事です。
倉庫での軽作業なら接客の必要もないし。
とはいうものの、やはり色々と手続きが必要ですし、注意点もあります。
 
1.派遣会社に登録する
まずは派遣会社に登録します。
思いついたその日に登録して仕事をまわしてもらえるわけではないので、予め登録しておき、身分証明書(免許証とか)の確認をしてもらう必要があります。
派遣先から給料を頂く際にマイナンバーの登録が必要になるので、自身のマイナンバーも確認しておく必要があります。
 
2.派遣会社のサイトで仕事を探す
登録が完了したら、実際に仕事を探します。注意が必要な点としては
・作業内容
・必要な資格
・作業場所までの移動手段
・時給と、当日払いが可能かどうか
・交通費支給の有無
・持ち物、服装
というところでしょうか。
トラブった時に派遣先だけではなく派遣会社にも迷惑をかけてしまうので、条件をしっかり確認し、これならできるという仕事を探すのがよいと思います。
 
3.仕事の内容を確認する
派遣先が決まったら、当日の行動を確認します。
・何時までに現地につけばよいか
・現地での入館方法、派遣先担当者との連絡方法
・服装の制限の有無
・持っていくもの
・トラブル時の連絡先
 
3.実際に作業をする
現地に到着し、お仕事をもらえることになった場合(断られる事はほとんどありませんが、日雇いバイトの場合は当日現地で雇用の最終確認を行うことになっています)、派遣先の監督者の指示に従って作業をこなします。
派遣会社によっては、作業開始/終了時間や休憩時間を台帳に記載したり、専用のサイトで報告したりする必要があります。
終業時間になったら監督者に作業終了の確認をして、必要に応じて作業時間を記録し、荷物をまとめて帰ります。
専用のサイトから作業時間の報告や、指示書との差異(申込時に記載がなかった作業を強制されたなど)の報告や、当日払いの手続きを行う必要がある場合もあります。
 
4.日雇いバイトの注意
気楽に収入が得られる日雇いバイトですが、やはり色々注意しないといけないことも多いです。
1)低賃金
特に資格やスキル、体力がいらない「軽作業」や飲食店のフロアスタッフだと、時給900円から1200円というところだと思います。
後述しますが、基本的に1日立ち仕事なので、結構疲れる割には収入が...という気分になります。
 
2)1日中立ち仕事
日雇いバイト用の椅子が用意されている職場を見たことがないです。
基本はずーっと立ったまま仕事だと思ってよいです。
9時〜18時の勤務だと12時〜13時に昼休み、15時〜15時15分に小休憩という職場が多いようです。それ以外に長時間の休憩はとれないと思ってよいかと。
 
3)弁当は持参する
特に倉庫の場合は大抵ヘンピな場所にあるので、行ってみたら近所に何も店がないとか、店はあるけど土日定休日だったりとかいうことはよくあります。
またセキュリティの関係で、一度セキュリティ管理エリアに入ると退勤まで出られないという倉庫もあるので、お昼ご飯は自宅から持っていくほうがよいです。
大抵はバイト専用の休憩室というものがあり、飲み物の自動販売機・お湯が入ったポット・電子レンジなどがあるので、カップ麺とかでもたぶん大丈夫かと。
 
4)力仕事はある
事故防止の観点からか、大きな荷物や重い荷物を運ぶ仕事は正社員の方がやることがほとんどです。
それでも商品の仕分けとかをやるために商品が入った段ボールを棚から持ってくるとかの作業はあります。
指示書に書いてなくても、ゴム付きの軍手とカッターナイフは持っていくのがよいかと。
 
5)勝手に判断しない
作業中、指示されていないこと分からないことはすべて監督者に聞くようにしたほうがよいです。
自信がある人だと、1を聞いて10を知った気になりがちですが、どのようなバックグラウンドがあるのか分からないので、勝手に判断すると大抵怒られます。
 
6)勝手に移動しない
トイレの場所と休憩所は最初に確認しておきます。
バイト先によっては立入不可の場所も多いので、トイレを探してウロウロしないように。
 
7)体調管理はしっかりと
特に倉庫での軽作業だと、環境的に厳しいです。
猛暑というほどの天気でもないのに倉庫の中だと熱中症になったりします。
バイト先で倒れたり怪我したりした場合、労災になってしまうので、服装は上下とも楽なスタイル(ジーパンは通気が悪いので結構蒸れます)にする、水分補給はこまめにする、ミネラルを補給できる飴を数個持っていく、それでも体調がおかしくなったらすぐに監督者に申し出るなどの対策をとりましょう。
 
8)貴重品携行も自己責任
作業場がセキュリティに非常に厳しい場所だと、私物の持ち込みが厳しく制限されます。
特に電子機器を取り扱う場合、電波を発する携帯電話は持込NGということも多いです。
一度、ゲートを通るたびに金属探知機で調べられたことあったな...
大抵の職場では鍵付きのロッカーが借りられますが、たまーに「荷物はその棚に置いておいて」という場合もあります。
倉庫だと、携帯電話以外は透明のバッグに入れて作業場近くまで持っていけることも多いですが、基本的には「仕事に必要ない物は持っていかない」ようにした方がよいと思います。
 
9)人間関係は希薄
仕事で必要なこと以外をしゃべる機会はないと思ってよいと思います。
僕は話しかけられれば普通に雑談していますが...
逆に、他のバイトと仲良くしないといけないという規則はないので、会話が苦手な人なら仕事に必要な会話以外はしなくてもいいんじゃないかなと思います。 
 
10)時間厳守
集合時間、休憩時間は厳守です。
特に遅刻する場合は、派遣会社を通じてすぐに連絡しましょう。
無断欠勤は、以後派遣先紹介中止になる恐れがあります。
移動は原則として、他のバイトと一緒に行動しましょう。
トイレ・喫煙についても、断ってからが原則です。
 
 まぁ社会人の基本動作だという気もしなくもないですが、フリーでの仕事は波があるので、その波を埋める補助的な仕事として日雇いバイトもできるようにしておくというのもよいのではないかと思います。
 
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