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定年が見えてきたアラ還が、突然「好きなことで生きていく」と言い出してみた。

糖尿病になりました(3) 糖尿病の教育入院#1

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6月の末に外来で糖尿病(この時点ではII型とは確定していませんでした)と診断され、その場で2週間の「教育入院」を勧められました。

 

教育入院。
教育のためにわざわざ仕事休んで病院に2週間も泊まり込む必要あるのかよ...
そんなことを考える人もいると思います。
10〜20万円くらいのお金がかかりますし。

 

では、実際に教育入院では何をやるのでしょうか。
今回僕が入院した教育入院で実際にやったことは

  • 食事療法
  • 検査
  • 糖尿病に関するカリキュラムの受講

の3つです。
入院期間は2週間でしたが、週末は一泊二日で自宅に戻っていました。

 

今回は食事療法について書いてみます。


II型糖尿病の場合、治療方法は「食事療法 7割」「運動療法 2割」「薬事治療 1割」だそうです。
特に食事については「適切なカロリー量を」「バランスよく食べる」のがとても重要だと教えられます。
単に食事の量を減らすのではなく、カロリー量を含め適切な栄養素を適切な量、適切なタイミングで摂取すると。

 

いきなり度肝ぬかれた、入院した初日の昼に出た最初の食事の内容。

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とうもろこしご飯がどんぶり一杯(180g)!
さらに果物と牛乳。
生活習慣病になったら食事は制限され、糖質脂質は御法度だと思っていたので、これはいきなり驚かされました。

 

これでだいたい570Kcal・塩分2g以下だそうです。
プロの栄養士ってすごいなって思いましたね。

 

2週間の入院中に、栄養士との面談が3〜4回ありました。
テキストも結構な量を渡されます。
教育入院中のカリキュラムの半分くらいは食事療法と栄養摂取についての勉強でしたね。
入院の2日目だったか3日目だったかは、1日に3食の前後+就寝前の7回血糖値を測定し、自分がどのくらいのタイミングでどの程度血糖値が変化するのかを調べます。
2回ある訓練外泊でも、食事の内容を記録して、その内容を栄養士と確認したりします。

 

糖尿病の人が食事の量や内容を確認するために「食品交換表」というのを使うのですが、それについても1回カリキュラムがありました。
炭水化物のもとになる主食はこのくらい、主食をこれくらい取るなら糖分のもとになる果物はこのくらい、副菜(おかずですね)はたんぱく質をこのくらい、食物繊維はこのくらい、これとこれは置き換えてもいい、etc...
おかげで、退院時にはすっかり食品栄養素オタクになっていました(笑)

 

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